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【ネタバレ】バレンタイン開幕、モナの大作戦と朋の積極攻勢:黒岩メダカに私の可愛いが通じない:14巻

黒岩メダカに私の可愛いが通じない

黒岩メダカに私の可愛いが通じない14巻』は、いよいよバレンタイン編が始まり、川井モナ湘南旭難波朋の三人がそれぞれ違うやり方で攻める巻でした。13巻では旭と朋が前へ出ましたが、14巻ではモナも大きく巻き返しに入ります。誰がいちばん強いかという話ではなく、三人の恋の作法がきれいに分かれて見えるのが面白かったです。ネタバレありで感想を書きます。

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あらすじ

激モテ女子高生・川井モナの前に現れた、唯一オチない男・黒岩メダカ。
そんなメダカを惚れさせようと大奮闘のモナだったが、気づけば自分がオチていた!!
迫る2月14日! ドキドキのバレンタイン編、開幕デス。
旭は健気に誠心誠意。 朋はぐいぐい積極的に!
思い思いのバレンタインへ向かっていく。
そしてモナは…ビッグな計画が頭をよぎって――!? 何を渡す? どう渡す!?
甘々な仕掛けたっぷりの第14巻!

アマゾンから抜粋

14巻は公式の説明どおり、バレンタインへ向かう準備と駆け引きがそのまま中心でした。13巻で旭と朋がかなり前進したぶん、モナが黙って見ているはずがありません。ここでは三人とも動いているのに、出し方がきちんと違うので、それぞれの恋の癖がよく見えます。

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旭はまっすぐで、誠心誠意がいちばん似合う

まずは、やっぱり正面からぶつかるタイプです。14巻の紹介文でも誠心誠意と書かれている通り、変に小細工をするのではなく、自分の気持ちをそのまま持っていく子だと改めてわかります。13巻で弱った顔を見せたぶん、14巻ではその後の立て直しも含めて旭の健気さがよく出ていました。

『黒岩メダカに私の可愛いが通じない(14)』久世蘭

旭のいいところは、まっすぐだから場が濁らないことです。モナのように大きな作戦を練るわけでもなく、朋のように好きな世界へ連れ出す形でもない。ただ、相手にちゃんと向かう。その単純さが恋ではむしろ強くて、メダカ相手でも気後れしない旭の魅力になっています。

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朋は初デートの次で、ちゃんと積極的になる

13巻で初デートまで進んだは、14巻でも止まりません。ここで良かったのは、デートが一度できたから満足するのではなく、その次の一歩としてぐいぐい積極的に行こうとしていることです。もともと朋は相談役の位置にいた子なので、ここまで前へ出るようになった変化自体がかなり大きいです。

『黒岩メダカに私の可愛いが通じない(14)』久世蘭

もちろん朋は、モナや旭みたいに勢いだけで押せる子ではありません。緊張もするし、表情も固くなる。それでも14巻では、自分から動かなければ何も取れないとわかった上で前へ出ています。音楽の趣味や初デートで縮めた距離を、ちゃんと次へつなげようとするのが朋らしくて良かったです。

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モナのビッグな計画は、主役が黙っていない証拠

そして14巻でいちばん気になるのは、やはりモナのビッグな計画です。旭が誠実に動き、朋が積極的に距離を詰めるなら、モナもそれ以上の何かを考える。この大きさがモナらしいです。恋に落ちたあとも受け身にはならず、どう渡すか、何を渡すかまで含めてイベントを自分で作りにいくのが主役の強さでした。

『黒岩メダカに私の可愛いが通じない(14)』久世蘭

モナはかわいさに自信がある子ですが、14巻ではそれだけで押し切ろうとはしていません。相手にどう届くか、どうしたら特別な日にできるかまで考えているので、初期の意地っ張りとはかなり違います。メダカを本気で好きだからこそ、簡単には渡したくないという気持ちが、バレンタインの作戦にそのまま出ていました。

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14巻はバレンタイン前夜の空気を楽しむ巻

14巻は、誰が勝った負けたを急いで決める巻ではありません。その代わり、バレンタイン前のそわそわした空気をしっかり楽しめます。三人とも同じイベントへ向かっているのに、旭はまっすぐ、朋は踏み込み気味、モナは大仕掛け、と手つきが違うので読み比べる楽しさがありました。

メダカ側も、ここまで来るともう誰の気持ちにも気づかないままではいられません。14巻はヒロイン側の準備が中心ですが、それだけに次の巻で当日がどう転ぶのかを強く待たせます。バレンタインという定番イベントを、ヒロインごとの性格の違いで見せきる巻としてかなり読みやすかったです。

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まとめ

黒岩メダカに私の可愛いが通じない14巻』は、バレンタイン編の開幕として、旭の誠実さ朋の積極性モナの大作戦を並べて見せる巻でした。三人とも前へ出ているのに、進み方がきちんと違うので読み味が重なりません。14巻は、当日へ向かう準備の段階だからこそ、ヒロイン三人の個性を楽しめる一冊でした。

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