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【ネタバレ】メダカが選ぶクリスマスデート、モナと夜道へ:黒岩メダカに私の可愛いが通じない:10巻

黒岩メダカに私の可愛いが通じない

黒岩メダカに私の可愛いが通じない10巻』は、クリスマスデートをめぐる勝負がいよいよ表に出る巻でした。川井モナだけでなく、湘南旭難波朋もそれぞれのやり方で黒岩メダカを誘い、誰を選ぶのかがそのまま見どころになります。9巻で親友同士の遠慮が外れたぶん、10巻は恋の温度がいっそうわかりやすいです。ネタバレありで感想を書きます。

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あらすじ

モナとメダカは、夜道のお散歩へ!
ドキドキムードの中、メダカがモナにーー…。
一方、旭・朋もメダカをクリスマスデートにお呼び出し!!

アマゾンから抜粋

9巻では朋がモナへメダカを好きだと打ち明け、親友のまま恋のライバルになるところまで描かれました。10巻ではその続きとして、誰がクリスマスを一緒に過ごすのかが前面に出ます。モナの誘いがまずあって、そこへ旭と朋のアプローチが重なり、メダカの返事ひとつで空気が変わる巻です。

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メダカが誰を選ぶかで、三人の恋の色がはっきり分かれる

この巻で印象に残るのは、モナ・旭・朋の恋の攻め方がきれいに分かれることです。モナはこれまで積み上げてきた距離の近さをそのままクリスマスに持ち込み、旭は自分から動く強さで押してきます。朋はまだ不器用さを残しながらも、自分の恋を隠さない段階へ入りました。三人とも同じ相手を見ているのに、恋の見せ方が違うから読み味が単調になりません。

『黒岩メダカに私の可愛いが通じない(10)』久世蘭

9巻までのモナは、かわいさで押し切ろうとして空回りする場面が多めでした。けれど10巻では、ライバルが増えたことで選ばれたい焦りがもっと生っぽく出ます。旭はまっすぐ、朋はぎこちない、モナは余裕を崩しながらも引かない。この並びがあるので、メダカが誰を選ぶかに自然と重みが出ていました。

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モナと夜道を歩く場面で、空回りより気遣いが先に立つ

モナとメダカの夜道のお散歩は、派手な事件よりも二人の空気を味わう場面でした。モナはいつものように勢いだけで押すのではなく、クリスマスらしい時間をちゃんと一緒に作ろうとしています。メダカも戒律を背負ったままではあるものの、目の前のモナを雑に扱えない気持ちが前よりはっきり見えました。

『黒岩メダカに私の可愛いが通じない(10)』久世蘭

この作品は、あと一歩で決定打になるのにそこでは止まるもどかしさが持ち味です。10巻の夜道もまさにその形で、二人きりのムードは十分あるのに、すぐ交際へ進むわけではありません。ただ、モナの頑張りをメダカが受け流すだけの段階はもう過ぎています。クリスマスという特別な日に向けて、メダカが相手の気持ちを考え始めたことがわかる場面でした。

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旭のまっすぐさと朋の不器用さで、ライバル戦がさらに面白い

湘南旭は相変わらず正面突破です。誘い方にも遠慮がなく、メダカに自分を見てほしい気持ちがそのまま行動に出ます。モナとは別のかわいさで勝負しているので、ただの当て馬に見えません。押しの強さがあるぶん、モナを焦らせる役としてもかなり存在感がありました。

『黒岩メダカに私の可愛いが通じない(10)』久世蘭

いっぽうの難波朋は、気持ちを認めたばかりのぎこちなさが残ります。モナのように前へ出るわけでも、旭のように一直線でもないのに、その不器用さがかえって目を引きました。9巻で親友の顔から恋する側へ移った朋が、10巻ではちゃんと勝負の輪に入ってくる。この変化があるから、三人のライバル関係が一段深くなっています。

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クリスマス編で、メダカが初めて返事を考える側に回った

10巻を読んでいていちばん大きいのは、メダカが受け身のままではいられなくなったことでした。これまでは戒律を理由に距離を取るだけでも成立していましたが、クリスマスの誘いが重なったことで、それぞれの気持ちへどう向き合うかを考えざるを得ません。恋愛に鈍い主人公というより、誠実にしようとして余計に悩む主人公へ少し寄ってきた感じがあります。

『黒岩メダカに私の可愛いが通じない(10)』久世蘭

だから10巻は、モナがかわいい巻であるのと同時に、メダカの立ち位置が変わり始める巻でもありました。クリスマスデートを誰と過ごすかというわかりやすい題材で、三人のヒロインの魅力とメダカの気遣いを同時に見せたのがうまいです。ここで火がついた恋の競り合いが、次の巻でもっと前へ進むはずだと期待できました。

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まとめ

黒岩メダカに私の可愛いが通じない10巻』は、クリスマスデートをめぐってモナ、旭、朋の違いがくっきり出た巻でした。モナとメダカの夜道は甘さだけで押し切らず、二人の距離が少しずつ変わる感じを丁寧に見せてくれます。ライバルが増えたことでモナの焦りも隠せなくなり、恋の争いとしての面白さが一段上がりました。次巻でこのクリスマスの続きがどう動くのか、かなり気になります。

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