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【ネタバレ】みいちゃんの中学生時代と性被害、山田さんの言葉:みいちゃんと山田さん:3巻

みいちゃんと山田さん

みいちゃんと山田さん 3巻は、みいちゃんの中学生時代を中心に描く巻です。キャバクラで少しずつ居場所を作っていた現在の時間に、全身傷だらけのみいちゃんが現れる。山田さんは看護のためにみいちゃんの自宅を訪ね、そこで誰にも話されなかったみいちゃんの過去を知ることになります。

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みいちゃんと山田さん 3巻のあらすじ

2012年、東京の片隅。
トラブル続きの新人・みいちゃんは、失敗を繰り返しながらも、少しずつキャバクラの仕事に馴染んでいった。
空回りしながらも笑顔を絶やさない姿を見て、みいちゃんを指名する客も増え始める。
ぎこちないながらも、夜の街での居場所を見つけつつあった、ある日ーーーー全身傷だらけのみいちゃんが、店に現れた。
その姿に驚いた山田さんは、看護のため、みいちゃんの自宅を訪れる。
そこで語られたのは、みいちゃんがまだ子どもだった頃の、誰にも話さなかった思い出だったーーーー。

アマゾンから抜粋

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中学生のみいちゃんと、佐藤くん

回想で描かれる中学生のみいちゃんは、周囲からなぜ嫌われているのかを理解できません。小学生の頃から学校に通えない時期があり、中学校ではむうちゃんと一緒に過ごす時間があります。そんなみいちゃんに、佐藤くんが優しく接します。みいちゃんは佐藤くんを信じ、少しずつ奇妙な行動を抑えられるようになる。

しかし、みいちゃんは他の女子に目をつけられ、仲良くなる方法を教えるという言葉を信じてしまいます。そこで受けた性被害によって、みいちゃんは身体を差し出すことを、相手から愛情を得る方法として覚えていく。2巻で描かれた「優しさと身体の混同」が、どこから始まったのかが3巻で示されます。

『みいちゃんと山田さん(3)』亜月ねね
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佐藤くんとの時間が残したもの

中学生時代のみいちゃんにとって、佐藤くんは数少ない安心できる相手です。優しくされることで、みいちゃんの奇妙な行動が少し落ち着く。誰かとの関係によって、自分の振る舞いを変えられる時間があったことは、みいちゃんの側にも人とつながる力があることを示しています。

しかし、その時間は長く続きません。みいちゃんは別の女子たちの言葉を信じ、仲良くなる方法を教えるという誘いに巻き込まれます。優しくされることを知った直後に、相手の言葉を疑う方法を持たないまま傷つけられる。3巻では、その落差がみいちゃんの性と愛情の結びつきを作っていく過程として描かれます。

『みいちゃんと山田さん(3)』亜月ねね
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山田さんがみいちゃんにかける言葉

みいちゃんの過去を知った山田さんは、「この世界は辛くて悲しいことも多いけど、そればっかりじゃないとも思う。なるべく楽しく元気に生きていこうね」と声をかけます。みいちゃんの人生を一度に変えられる言葉ではありません。それでも、過去を知ったうえで山田さんがみいちゃんに向けた言葉として、1巻・2巻から続いてきた二人の関係が一番近くなる場面です。

『みいちゃんと山田さん(3)』亜月ねね

佐藤くんとの時間があったからこそ、みいちゃんは「優しくされること」と「身体を差し出すこと」が同じではない経験もしています。ところが、その関係は長く続かず、別の大人がみいちゃんを守ることもできません。山田さんが過去を知って心を寄せるほど、みいちゃんの人生で何度も救われる可能性が現れ、そのたびに大人の事情や悪意によって消えていく構造が見えてきます。

その後、山田さんはマオにもはっきり言い返します。みいちゃんを守ろうとする行動は頼もしい一方で、マオの態度を悪化させる危険もあります。みいちゃんを助けたいという気持ちが、必ず安全な結果につながるわけではない。山田さんの優しさにも、現実の厳しさが返ってきます。

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まとめ

みいちゃんと山田さん 3巻は、みいちゃんの中学生時代を通して、彼女が性と愛情を結びつけてしまうまでの過程を描く巻です。佐藤くんとの出会い、女子たちの言葉、性被害が重なり、みいちゃんの選択肢が少しずつ消えていく。巻末には宮口幸治先生との対談も収録され、作中の支援や大人の関わり方を考える余白が残ります。山田さんの「元気に生きていこうね」という言葉が、希望だけでなく、これからの二人が背負う重さまで伝えているように感じられました。過去を知ったあとでも、山田さんができることは限られています。その限界まで含めて、二人の関係を見つめる巻でした。

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