SeaArtで人物イラストを作る時、表情や構図はそのままにして、目線だけを変えたい場面は意外と多いです。ところが実際には、視線を少し変えたいだけなのに顔の向きまで動いたり、別の表情まで一緒に出たりして、狙った差分にならないことがあります。とくに比較用のサンプルを作りたい時は、何のプロンプトが効いたのか分かりにくくなりがちです。
そこでこの記事では、SeaArtで使いやすい目線差分のプロンプトを整理して紹介します。正面視線、伏し目、横目、視線を外す表現などを分かりやすく分けながら、視線の方向を指定しやすい形でまとめました。
SeaArtのプロンプトで目線がぶれる理由を先に整理する
SeaArtのプロンプトで目線が安定しない最大の理由は、視線の指定そのものより、周辺の条件が毎回変わっていることです。たとえば front view と書いたのに、別の行で dynamic pose や dramatic angle を足すと、顔の向きやカメラ位置まで動きやすくなります。すると、見てほしい差分が目線なのか、構図なのか、表情なのかが曖昧になります。
まず固定したいのは、キャラクターの核になる部分です。具体的には、人物数、髪型、髪色、服装、画風、背景、画角、顔の向きです。SeaArt系では、Stable Diffusion系のタグ発想がそのまま使いやすい一方で、タグを増やしすぎると狙いが散りやすいとも言われます。実用上は、土台を毎回同じにして、目線に関係する一節だけ差し替える方が結果を比べやすいです。
おすすめの土台は次のような形です。
- 1person, solo
- same character, anime style
- black hair, white shirt
- simple background
- front view, portrait
- masterpiece, best quality
目線を安定させたい時は、looking at viewer や looking slightly up のように、視線の方向を表す言葉をはっきり入れるのが大切です。表情の印象も変えたい場合は、neutral expression や shy expression などを別に足すと調整しやすくなります。
SeaArtのプロンプトで使える目線差分12選
ここからは、SeaArtで使いやすい目線差分のプロンプトを順番に紹介します。正面、上向き、下向き、横目など、視線の方向が伝わりやすい英語表現を中心にまとめました。
camera eye contact

正面から強く視線を合わせたい時に使いやすい基本形です。真正面の印象を出したい時の基準にもなります。
camera eye contact
カメラとしっかり目を合わせる
looking at viewer

camera eye contact より少し自然な正面視線になりやすい表現です。視線を合わせたいけれど強すぎる印象は避けたい時に向きます。
looking at viewer
見る人に視線を向ける
looking slightly up

やわらかさや期待感を出したい時に使いやすいです。顔の角度まで大きく変えず、目線だけ上へ寄せたい時に便利です。
looking slightly up
少しだけ見上げる
looking slightly down

落ち着いた印象や静かな雰囲気を出しやすいです。控えめな表情や余白のある構図と相性がよいです。
looking slightly down
少しだけ伏し目になる
looking to the left

顔は正面寄りのまま、視線だけ左へ流したい時に便利です。左右どちらを向かせたいのかを明確に書ける基本タグです。
looking to the left
左方向へ視線を向ける
looking to the right

左向きと同じ感覚で、視線差分を作る時に使えます。左右のサンプルを並べたい時にそろえて使いやすいです。
looking to the right
右方向へ視線を向ける
eyes turned away

見る人と目を合わせない、余韻のある雰囲気を出しやすいです。物語感や距離感を作りたい時に向いています。
eyes turned away
視線を外す
sidelong glance

少し警戒した感じや意味深な印象を出したい時に向きます。視線のニュアンスが強く出やすいので、他の表情タグは控えめな方が使いやすいです。
sidelong glance
横目で見る
over the shoulder gaze

後ろを振り返るような構図と相性がよい表現です。顔の向きも少し動きやすいため、振り返りや横顔に近い雰囲気を出したい時に向いています。
over the shoulder gaze
振り向きぎみの視線
shy upward glance

遠慮がちな印象や繊細な雰囲気を出したい時に向いています。強い上目づかいよりも、やわらかい印象に寄せやすいです。
shy upward glance
控えめに上目づかいをする
distant gaze

物思いにふける感じや、空気感を重視したい場面で使いやすいです。見る人と視線を合わせない構図にしたい時の定番です。
distant gaze
遠くを見るような視線
focused straight stare

意志の強さや緊張感を出したい時に使いやすいです。やわらかい印象よりも、芯のある雰囲気を出したい時に向いています。
focused straight stare
まっすぐ集中して見つめる
| 使いたい印象 | 向くタグ |
| 正面で惹きつけたい | camera eye contact, looking at viewer |
| やわらかく見せたい | looking slightly down, shy upward glance |
| 余韻や物語感を出したい | eyes turned away, distant gaze |
| 強さを出したい | focused straight stare, sidelong glance |
ポイントは、SeaArtのプロンプトを毎回書き直さないことです。同じベースに対して目線タグだけを差し替えれば、後からサンプル画像を並べた時に違いが読み取りやすくなります。イラストのタッチを変えたくないなら、モデル、LoRA、基本品質タグも固定したまま回すのが安全です。
まとめ
SeaArtで目線を調整したいなら、毎回あいまいな言葉で書くよりも、looking at viewer、looking down、eyes turned away のように方向が分かるタグを選ぶ方が扱いやすいです。作りたい表情や構図に合わせて、視線の言葉を一つずつ足していくと調整しやすくなります。
向いているのは、視線の向きに迷いやすい人や、使えるタグを自分用に整理したい人です。逆に、一枚ごとに雰囲気を大きく変えたい場合は、視線だけでなく表情や構図の言葉も一緒に調整した方が早い場面もあります。それでも、基準になる目線テンプレートを持っておくと、迷った時の戻り先になります。
まずは作りたい視線の方向を決めて、今回紹介した目線表現から近いものを選んでみてください。正面、上下、左右、視線外しの言葉を知っておくと、その後のSeaArt運用もかなり楽になります。

