萬子だけで作った清一色で、牌の数字の合計を100以上にする。名前のインパクトどおり、点数計算ではなく牌の数字そのものに意味を持たせたローカル役満が、百万石(ヒャクマンゴク)です。
- 翻数: 役満扱いが一般的
- 鳴き: 可とする例が多い
- 一般ルール: 通常は不採用
※ちょうど100を「加賀百万石」や「純正百万石」として上位扱いするルールもあります。
百万石とは?
百万石は、一般に萬子の清一色で、手牌14枚の数字の合計が100以上になると成立する古役・ローカル役です。萬子を大量に集める必要があるため、自然と高い数字の牌へ寄った牌姿になります。














上の例は、999萬・999萬・888萬・789萬・99萬の形です。数字の合計は 27 + 27 + 24 + 24 + 18 = 120 となり、百万石の条件を満たしています。
百万石の成立条件
- 萬子だけを使用する
- 通常の和了形で清一色を完成させる
- 手牌14枚の数字の合計を100以上にする
- 副露可とするルールが多い
同じ萬子でも、1萬から6萬を多く含むと100へ届きにくくなります。7萬・8萬・9萬を中心に組み立てながら、清一色としても形を崩さない必要があるため、見た目以上に条件は厳しめです。
また、役満として採用するルールでも、100以上ならすべて同じ百万石とする場合と、ちょうど100 を加賀百万石・純正百万石などの上位形として区別する場合があります。
なぜ「百万石」なのか
名称は加賀百万石を連想させるもので、高い数字の萬子を大量に積み上げる豪快さを役名に重ねたものと考えられます。萬子の「萬」の字を使うため、他の数牌よりも名前との相性が良い役です。
そのため、筒子版や索子版まで広げるルールも一部にありますが、代表的な定義は萬子の清一色です。記事や会話の中で「百万石」とだけ言う場合は、まず萬子版を指すと考えてよいでしょう。
狙い方と注意点
副露可のルールなら、9萬や8萬のポンで一気に合計を伸ばせます。ただし、高い牌ばかりを露骨に集めるため、清一色を警戒されやすく、必要牌を止められやすいのが難点です。
一方、門前で進めるなら清一色・混一色系の読み合いに紛れますが、100以上の条件を見ながら形も整えなければなりません。数字の合計ばかりを追うと和了形が崩れやすいので、途中で通常の清一色へ切り替える判断も重要です。
まとめ
百万石は、萬子の清一色で数字の合計を100以上にするローカル役満です。副露可とされることが多い一方、加賀百万石などの上位形を設けるかどうかにはローカル差があります。
手牌の形だけでなく、数字の合計まで意識させるところに、この役ならではのおもしろさがあります。高い萬子が偏ったときにこそ思い出したい、豪快な名前にふさわしい古役です。

