歩くだけでポイントが貯まると話題のアプリ「トリマ」。通勤や散歩、買い物など日常の移動でマイルを稼ぎ、貯まったマイルは現金やギフト券に交換できる手軽さが魅力です。しかし、そんな便利なトリマにも、ユーザーが頭を悩ませる「広告視聴」という壁があります。以前は、短時間で終わる30秒程度の広告をポチポチこなすだけで、簡単にポイントが貯まりました。しかし近年、広告の内容や表示形式が大きく変わり、思った以上に手間がかかるようになっています。
本記事では、トリマの広告視聴の現状とその問題点、そして実際に私が広告視聴をやめた理由や感じたことを詳しく解説します。トリマを使ったことがある人も、これから始めようと考えている人も、広告視聴の実態を知ることで、効率的な使い方や選択肢を見つける手助けになるはずです。広告を無理に続けるのか、それとも別の方法でポイントを稼ぐのか、あなた自身のスタイルに合った使い方を考える参考にしていただければと思います。
トリマの広告視聴、こんなに面倒になった

以前は、トリマでポイントを稼ぐための広告視聴は比較的シンプルでした。1本あたり30秒前後で終わるものがほとんどで、広告を流しながらスマホを操作してもほぼ支障がなく、短時間で効率よくマイルを貯めることができました。しかし、最近のトリマは状況が一変しています。広告の長さは1分クラスのものが増え、以前のようにサクッと終わるものは少数派になりつつあります。
さらに広告の途中で複数回のタップを要求されるケースも頻発しています。×ボタンを押したり閉じようとしても、別のブラウザやページが勝手に開くなど、ユーザーの操作が完全に広告の意図に従わされるような仕組みです。中には強制的にLINEの友達登録を促す悪質な広告もあり、広告を「視聴する」というより「操作する」手間が非常に増えています。この結果、以前であれば30分程度で終わっていた広告視聴が、1時間以上かかることも珍しくありません。
だいたい1日で稼げるポイントも5000マイル程度です。それが1時間以上となるともはや「手軽、得」とは言い難い状況です。広告視聴の手間と時間の割に報酬が低いため、以前のように楽しみながら稼ぐ感覚は薄れ、手間に疲れてやめてしまうユーザーも増えているのが現状です。
このように、トリマの広告視聴は以前より複雑化し、短時間でポイントを貯めることが難しくなっています。スマホの操作やタップの手間、強制的な登録や長時間視聴など、広告自体のハードルが上がったことが、利用者にとって大きな負担となっているのです。結果として、ポイント獲得効率は大幅に低下しており、1日の稼働時間を長くしなければならないため、かつての「気軽に稼げるアプリ」というイメージとは大きく異なる状況になっています。
トリマで1日5000マイル稼ぐ場合の現実的な計算

トリマで1日5000マイルを稼ぐと、どれくらいの労力や時間が必要になるのか、実際に計算してみましょう。
まず、楽天銀行での換金レートを例にします。36,000マイルで300円、つまり1000円分を稼ぐには約120,000マイル必要です。1日5000マイル稼げる場合、1000円分を稼ぐのに24日間かかる計算です。この数字だけでも、短期間でまとまった金額を稼ぐのは現実的にはかなり大変だということがわかります。
さらに、1日5000マイルを稼ぐためには広告視聴が不可欠です。以前は広告1本が30秒程度で終わり、歩数を稼ぎながらでも短時間でクリアできました。しかし現在は、広告の長さが1分以上になったり、途中でタップを要求されるなど手間が増えています。そのため、1日1時間の広告視聴で24日間続けたとしても、時給換算はわずか42円程度。これでは、手間と時間を考えると割に合わないと感じる人が多いのも納得です。
また、広告の操作ミスやタップの遅延で効率が落ちることもあります。×ボタンを押しても別のブラウザが開く、強制的に友達登録を求められるなど、広告の内容によっては視聴がスムーズに進まないケースも少なくありません。こうしたストレスや手間が積み重なることで、せっかく稼いだ5000マイルも精神的には大きな負担となります。
わたしがトリマの広告視聴をやめた理由

トリマでのマイル稼ぎの中心は、やはり広告視聴です。しかし、最近の広告仕様の変化によって、広告を見続けること自体が大きなストレスとなってしまいました。以前は1本あたり30秒程度の広告が主流で、歩数を稼ぎながら短時間で視聴が終わることがほとんどでした。そのため、歩数に応じたボーナスを効率的に受け取ることができ、最大まで稼いでも30分程度で終わるのがだいたいでした。しかし現在は時間が大きく変わっています。
広告の長さが1分以上のものが増え、単純に視聴時間が延びています。それだけでなく、広告の途中でタップや画面操作を要求するケースも頻発するようになりました。閉じるボタンや「×」を押しても、別のブラウザが開かれてしまったり、LINEの友達登録を強制的に促されるなど、悪質なものも存在します。このような広告は単純に時間を奪うだけでなく、心理的な負担も大きく、広告視聴をやめた理由の大きな要因となりました。
広告視聴をやめることで、短期的にはマイルの獲得ペースは落ちます。しかし、精神的なストレスや操作の手間を考えると、無理に続けるよりも効率的にマイルを貯める別の方法を考えるほうが良いかなと思いました。
まとめ:トリマ広告視聴をやめる決断
トリマでのポイント稼ぎの主軸は広告視聴でしたが、最近の広告仕様の変化によって、その効率は大幅に低下しています。以前は1本30秒程度で完了し、最大でも30分ほどで日々の歩数に応じたマイルを獲得できていたため、短時間でのポイント稼ぎが可能でした。しかし現在は、1分以上の長尺広告が増え、広告の途中でタップや操作を要求するケースも多く、閉じるボタンや「×」を押しても別のブラウザが開く、LINE友達登録を強制されるなどの悪質な広告も存在します。このような手間やストレスの増加により、広告視聴を続けるのは効率的とは言えません。
時間がかかるのはまだ良いんですよね。動画を流しながら置いとけるので。
1分の長さの広告で、途中にタップを要求し、しかもそのタップさせるタイミングも30秒固定じゃなくランダム。つまり10秒経って出る時もあれば、40秒経って出ないときもあるんですよね。なので、動画を見ながら作業できないんですよ。これが個人的には最悪です。
実際の数字で考えると、1日5000マイルを目安に稼ぎ、1000円分に交換するには24日間必要です。また、1時間広告を視聴して24日稼働した場合の時給は約42円と、時間効率を考えれば笑えない低さです。
毎日1時間ストレスのかかる広告を見てきましたが、その1時間が趣味の時間にあてることができるようになったのでだいぶストレスはなくなりました。広告視聴をしなかった場合、だいたい最大歩数の3万歩を歩いて1000マイル~くらいでしょうか。広告をすべて視聴した時の5分の1、4分の1程度の効率にはなりますが、わたしはもうトリマの広告を視聴する気にはなれないですね。

