Pixivを利用していると、コメント欄でのトラブルや不快なやり取りを目にしたことがある人は少なくないはずです。
特に作品を投稿する側にとって、心ない言葉や攻撃的なコメントは創作意欲を大きく削ぐ原因になります。
そうした状況への対策として用意されているのが、Pixivのブロック機能です。
ブロックすれば、相手との関わりを断ち、安心して活動できるように思えるかもしれません。
しかし実際には、ブロックしても意味がない、という声が多いです。
本記事では、Pixivのブロック機能で何が制限され、何が制限されないのかを整理しつつ、
なぜ意味がないと感じられやすいのか、その背景や問題点を順を追って解説していきます。
Pixivのブロック機能とは何が制限されるのか
Pixivのブロック機能は、特定ユーザーとの接触を減らすための仕組みとして用意されています。
ただし、一般的に想像されやすい完全な遮断機能とは性質が異なり、制限対象はあくまで交流や操作に関する部分に限定されています。
ブロックを行うと、相手はコメントの投稿や返信、メッセージの送受信ができなくなります。
いいねの送信、タグ編集、フィードへの投稿、イメージレスポンスなど、作品に直接関与する行動も制限されます。
さらに、フォローやマイピクへの追加、コレクションへの掲載といった関係性を深める操作も行えなくなります。
これらの制限によって、コメント欄での暴言やメッセージによる嫌がらせといった、目に見えるトラブルは抑えやすくなります。
創作者側から見れば、直接的な干渉を遮断できる点は一定の安心材料になるでしょう。
一方で重要なのは、ブロックがアクセス制限を目的とした機能ではないという点です。
ブロックされたユーザーであっても、作品ページへのアクセス自体は制限されません。
イラストや漫画、小説などの投稿作品は、これまでと同じように閲覧可能な状態が保たれます。
また、公式機能が使えなくなっても、閲覧や保存といった行為はブラウザ側の操作で代替できてしまいます。
そのため、ブロックされた側の体験は大きく変わらず、困る場面が少ないと感じられがちです。
このように、Pixivのブロック機能は交流を断つための仕組みであり、存在そのものを遠ざける機能ではありません。
この設計思想を理解していないと、期待していた効果とのギャップから不満が生まれやすくなります。
Pixivのブロックが意味がない理由
Pixivのブロック機能に対して不満が出やすい最大の理由は、アクセスそのものが制限されない点にあります。
ブロックという言葉から、多くの人は相手が自分のページを見られなくなる状態を想像します。
しかし実際には、作品ページもプロフィールも、これまで通り閲覧できてしまいます。
この仕様により、ブロックした側は相手の存在を完全には切り離せていない感覚を抱きやすくなります。
コメントやメッセージは届かなくなっても、どこかで見られているかもしれないという意識が残るためです。
創作物は個人的な感情や時間を注ぎ込むものだからこそ、この点に強い違和感を覚える人は少なくありません。

また、ブロックされた側のデメリットが非常に限定的である点も、意味がないと言われる要因です。
コメントやいいねができなくなっても、閲覧自体が可能であれば大きな支障は生じません。
ブックマークや保存も、ブラウザ機能を使えば事実上代替できてしまいます。
結果として、ブロックは交流を断つ効果はあっても、閲覧や関心を断つ効果はほとんどありません。
そのため、荒らし行為や執拗な閲覧に対する抑止力としては弱く感じられがちです。
さらに、ブロックされた事実が相手に明確に伝わりにくい点も問題です。
行動制限は発生しているものの、なぜできないのかが分かりづらいため、抑止よりも回避や代替行動につながりやすくなります。
こうした要素が重なり、Pixivのブロックは意味がない、実感が伴わないと評価されやすくなっています。
機能としての役割と、利用者が期待する効果との間にズレがあることが、本質的な原因と言えるでしょう。
コメント欄トラブルとPixivブロック機能の限界
Pixivにおけるユーザートラブルの多くは、コメント欄で発生します。
作品への感想という本来は前向きな交流の場であるにもかかわらず、暴言や攻撃的な書き込みが行われるケースは珍しくありません。
特に問題になりやすいのは、創作者本人に直接向けられる否定的なコメントです。

技術や作風への一方的な批判、人格を否定するような表現は、創作活動に大きな心理的負担を与えます。
さらに、コメント同士で言い争いが発生し、欄全体が荒れてしまうこともあります。
こうした状況に対してブロック機能を使えば、特定ユーザーのコメントは止められます。
しかしこれは個別対応に近く、問題の根本解決にはなりにくいという側面があります。
新たなアカウントでの書き込みや、閲覧だけを続ける行為までは防げないためです。
また、ブロックは事後的な対処である点も限界の一つです。
実際に不快なコメントを受け取った後でなければ対応できず、精神的なダメージを完全に防ぐことはできません。
コメント欄が荒れてから対処する構造そのものが、負担を創作者側に集中させています。
結果として、ブロック機能はコメント欄トラブルを軽減する補助的な手段にはなりますが、
荒れやすい構造そのものを変える力は持っていません。
この点が、ブロックに限界を感じる利用者が多い理由につながっています。
絵師側から見たPixivブロックとアクセス問題
Pixivで作品を公開している絵師にとって、ブロック機能は自衛手段の一つです。
しかし、実際に使ってみると安心感よりも違和感や不安が残るケースも少なくありません。
特に大きいのが、ブロックした相手が引き続き作品を閲覧できるという事実です。
コメントやメッセージは届かなくなっても、どこかで見られている可能性が残り続けます。
過去に暴言や不快な言動があった相手であればなおさら、精神的な負担は軽減されにくくなります。
この状態は、ブロックによって距離を置いたはずなのに、完全には切り離せていない感覚を生みます。
作品は個人の内面や努力が強く反映されるものであり、見られること自体がストレスになる場合もあります。
アクセスが遮断されない仕様は、こうした繊細な感情に十分配慮されているとは言い切れません。
また、創作環境への影響も無視できません。
ブロックしても安心できない状況が続くと、投稿頻度が下がったり、表現を控えたりする原因になります。
コメント欄を閉じる選択をする絵師がいるのも、こうした不安を避けるためだと言えるでしょう。
結果として、ブロック機能はトラブル対応としては存在するものの、
絵師が本当に求めている安心感や創作の自由を十分に支えきれていない側面があります。
アクセス問題が解消されない限り、この違和感は残り続けます。
Pixivのブロック機能はどう改善されるべきか
Pixivのブロック機能に不満が集まりやすい背景には、交流制限とアクセス制限が切り離されている点があります。
コメントやメッセージを止めるだけでは、創作者が感じる不安や不快感を十分に解消できないケースが多いからです。
まず検討してほしいのが、アクセス遮断です。
ブロックされたユーザーが作品ページそのものを閲覧できなくなれば、見られているかもしれないという心理的負担は大きく減ります。
少なくとも、ブロックという行為に対する納得感は高まりやすくなるでしょう。
ただし、完全な非表示には課題もあります。
公開作品である以上、検索性や拡散性とのバランスをどう取るかは慎重に考える必要があります。
そのため、完全遮断ではなく、段階的な制限や選択式の設定が現実的な改善案として考えられます。
例えば、コメント欄のみ閲覧不可にする、プロフィールへのアクセスを制限するなど、
創作者が細かく制御できる仕組みがあれば、不安の度合いに応じた対応が可能になります。
一律のブロックではなく、状況に応じて調整できる柔軟性が求められています。
また、コメント欄を守る仕組みの強化も重要です。
問題が起きてから対処するのではなく、荒れにくい設計や事前の抑止策が整えば、ブロックに頼る頻度自体を下げられると思います。
まとめ
Pixivのブロック機能は、特定のユーザーとの直接的な交流を断つという点では一定の役割を果たしています。
コメントやメッセージ、いいねといった接触手段を制限できるため、表面的なトラブルを避ける効果は確かにあります。
一方で、アクセスそのものが制限されない仕様は、多くの利用者に違和感を与えています。
ブロックしても作品ページやプロフィールは閲覧可能なままであり、絵師側が期待する距離感とはズレが生じやすい構造です。
その結果、ブロックが意味がないと感じられたり、心理的な安心感につながりにくかったりする状況が生まれています。
特に問題が顕在化しやすいのがコメント欄です。
暴言や攻撃的な書き込みが起きた後でしか対処できず、ブロックだけでは根本的な解決になりにくい点が浮き彫りになっています。
絵師にとっては、自衛のために機能を使っているにもかかわらず、不安が完全には解消されない状態が続きがちです。
とにかく絵師に対して不利すぎる状況になっていると思います。
本当は荒らしユーザー自体がいなくなれば良いのですけどね。

