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ターミナルで実行する最も便利な Linux コマンド 50 個

Linux

Linux を長く使い込んでいる上級者でも、これから学び始めたばかりの初心者でも、ターミナルコマンドを覚えて使いこなせるようになることは欠かせません。

もちろん Windows など他のOSでもコマンドラインツールは利用できますが、ターミナルを特に魅力的でパワフルな存在にしているのは、やはり Linux の環境そのものです。

ただし、Linux には非常に多くのツールやコマンドが存在するため、そのすべてを暗記するのは現実的ではありません。そこで本記事では、日常的によく使う50の定番 Linux コマンドを厳選し、実用的な解説とともにまとめました。

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ファイルシステムをナビゲートするための Linux コマンド

1. pwd

pwd は Print Working Directory の略で、現在自分がどのディレクトリにいるのかを表示するコマンドです。ターミナルに慣れていない初心者が迷子にならないようにしてくれる、もっとも基本的で便利なコマンドのひとつです。

2. ls

ls は Unix 系で最も頻繁に使われるコマンドのひとつで、指定したディレクトリ内のファイルやフォルダを一覧表示します。pwd と組み合わせることで、Linux のファイルシステムを効率よく移動できます。

3. cd

cd は Change Directory の略で、ディレクトリ間を移動するためのコマンドです。Linux を使う限り必ず使う基礎コマンドで、ファイルシステム内を自由に行き来できるようになります。初心者がターミナル操作を怖がらずに済むようにする、重要な基本操作です。

4. mkdir

mkdir は、ターミナルから新しいフォルダを作成するためのコマンドです。必要な権限があれば、Linux システム内の好きな場所にディレクトリを作成できます。

5. rmdir

rmdir は、mkdir とは逆に、空のディレクトリを削除するためのコマンドです。rm コマンドでも削除できますが、誤操作のリスクが高いため、フォルダ削除だけなら rmdir を使うのが安全です。

6. lsblk

lsblk は、システムに接続されているブロックデバイスを一覧表示するコマンドです。ツリー構造でデバイスが表示されるため、ストレージやパーティションの確認に便利で、プロのユーザーにもよく使われます。

7. mount

Linux では、SDカードやUSBメモリを挿しても自動で表示されない場合があります。その際に使用するのが mount コマンド。デバイスを既存のファイルシステムへマウントし、アクセス可能にします。非常に強力で重要なコマンドのひとつです。

8. df

df は、ファイルシステムのディスク使用量を確認するためのコマンドです。ストレージ状況をひと目で把握できるため、サーバー管理やネットワークシステムの監視においてよく使われます。

No.コマンド説明
1pwd現在作業中のディレクトリ(場所)を表示する基本コマンド。初心者が迷わないための必須操作。
2lsディレクトリ内のファイルやフォルダを一覧表示。pwd と併用してファイルシステムを把握しやすくなる。
3cdディレクトリ間を移動するコマンド。Linux を使う限り常に使用する基礎中の基礎。
4mkdir新しいディレクトリ(フォルダ)を作成するコマンド。権限があればどこでも作成可能。
5rmdir空のディレクトリを削除するコマンド。rm より安全なため、フォルダ削除はこちらがおすすめ。
6lsblk接続されているブロックデバイスの一覧をツリー構造で表示。ストレージ確認に便利。
7mountSDカードやUSBメモリをファイルシステムにマウントして使える状態にする重要コマンド。
8dfファイルシステムのディスク使用状況を表示。サーバー管理などで頻繁に使われる。
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システムを操作するための Linux コマンド

9. uname

uname は、システムの名前・バージョン・カーネル情報など、基本的なシステム情報を取得するためのコマンドです。OS バージョンやカーネルの種類を素早く確認でき、自分のマシンがどんな構成で動いているか把握するのに便利です。

10. ps

ps は、現在動作しているプロセスを一覧表示するコマンドです。システムリソースの状況を把握したり、不要なプロセスの特定に役立ちます。Linux の監視ツールとしても定番で、管理者が頻繁に利用する重要コマンドのひとつです。

11. kill

kill は、応答しなくなったプロセスや、リソースを圧迫しているプロセスを強制終了するためのコマンドです。システム操作に慣れるほど、その重要性が実感できるコマンドで、その名の通り強力です。

12. service

service コマンドは、Linux システムのサービス(System V init ベース)を管理・操作するための標準コマンドです。サービスの起動、停止、再起動などをターミナルから直接実行できます。

13. batch

batch は、あらかじめ設定した時間帯にコマンドやサービスを実行させるためのコマンドです。自動化スクリプトを書く際にも役立つ柔軟なツールで、サーバー運用や生産性向上に大いに役立ちます。

14. shutdown

shutdown は、その名の通りシステムをシャットダウンするためのコマンドです。マウス操作が不要なため、作業終わりに素早く PC を落としたいときに便利です。※今この記事を読みながら誤って実行しないよう注意!

No.コマンド説明
9unameOS 名・バージョン・カーネル情報などの基本システム情報を表示する。
10ps実行中のプロセス一覧を表示。システム監視やトラブル対応に必須。
11kill応答が止まったプロセスや不要なプロセスを強制終了するためのコマンド。
12serviceシステムサービスを起動・停止・再起動する管理用コマンド。
13batch指定したタイミングでコマンドを自動実行するスケジューリングコマンド。
14shutdownLinux システムをターミナルからシャットダウンするためのコマンド。
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ファイルを管理するための Linux コマンド

15. touch

touch は、空のファイルを作成したり、既存ファイルのタイムスタンプを変更したりするためのコマンドです。後で内容を追加したいときや、スクリプト内でファイル生成が必要なときに便利です。

16. cat

cat は、もともと複数ファイルを連結する目的で作られたコマンドですが、現在では内容表示・ファイル作成・他コマンドへの出力リダイレクトなど、多用途に使われる実用性の高いコマンドです。

17. head

head は、ファイルやパイプで渡されたデータの「先頭部分」を表示するコマンドです。テキスト処理を多用するユーザーにとって必須で、多くのファイルを確認するときに効率を高めてくれます。

18. tail

tail は、head の逆で、ファイルの「末尾部分」を表示するコマンドです。ログの監視で最もよく使われる定番コマンドで、cat や echo と組み合わせると強力なテキスト処理が可能になります。

19. cp

cp は、ファイルやディレクトリをコピーするための基本コマンドです。複数ファイルのコピーも可能で、Linux を使ううえで欠かせない操作のひとつです。

20. mv

mv は、ファイルやディレクトリを別の場所へ移動するコマンドです。cp が「コピー」なのに対し、mv は GUI における「切り取り」に相当します。-f オプションを付ければ強制的に上書きすることもできます。

21. comm

comm は、2つのファイルを比較し、共通の行・異なる行をまとめて表示するためのコマンドです。大量のテキストファイルを扱う作業に適しており、開発者から管理者まで幅広く利用されています。

22. less

less は、ファイル内容を閲覧する際にとても使い勝手の良いコマンドです。cat と違い、前後方向にスクロールしながら内容を確認できるため、大きなファイルを読むときに最適です。

23. ln

ln は、ファイルやディレクトリへのシンボリックリンク(ショートカットのようなもの)を作成するコマンドです。同じファイルを複数の場所から参照したいときに便利です。

24. cmp

cmp は、2つのファイルをバイト単位で比較し、結果を出力するコマンドです。ファイルの一致確認に使われ、テキスト比較では comm と並んでよく利用されます。

25. dd

dd は、ファイルをコピーしたり形式変換を行うための高度なコマンドです。特にブート可能なUSBメモリを作成する際によく使用される、非常に強力なツールです。

26. alias

alias は、よく使うコマンドに短い別名を付けて実行しやすくするためのコマンドです。システム管理者が特に多用するコマンドで、シェル環境のカスタマイズに欠かせません。

15touch空のファイル作成やタイムスタンプ変更を行うための基本コマンド。
16cat内容表示・結合・新規作成・リダイレクトなど、多用途に使える定番コマンド。
17headファイルの先頭部分を表示。テキスト処理で頻繁に使用される。
18tailファイルの末尾を表示。ログ監視で最もよく使われるコマンド。
19cpファイルやディレクトリをコピーする基本操作。複数コピーにも対応。
20mvファイルを移動するコマンド。GUI の「切り取り」に相当。
21comm2つのファイルを比較し、共通行や相違行を抽出するための比較コマンド。
22lessファイル内容をスクロールしながら閲覧できる便利な閲覧コマンド。
23lnファイルやディレクトリのシンボリックリンクを作成するコマンド。
24cmp2つのファイルをバイト単位で比較。完全一致を確認したい時に便利。
25ddファイルコピー・変換・ブートUSB作成など高度な用途で使われる強力なコマンド。
26aliasよく使うコマンドに別名を付けて実行を簡単にできるカスタマイズ用コマンド。
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ちょっと変わったLinaxコマンド

27. cal

cal は、ターミナル上にシンプルなカレンダーを表示するコマンドです。月・年を指定するだけで、ASCII テキスト形式のカレンダーがすぐ確認できます。ちょっとした日付チェックに便利な小さなツールです。

28. fortune

fortune は、ランダムに名言・皮肉・ジョークなどを表示してくれるユニークなコマンドです。入力するたびに違うフレーズが出てくるため、ターミナル利用の気分転換として人気があります。

29. history

history は、ターミナルで実行したコマンド履歴を一覧表示するためのコマンドです。パラメータを付けずに実行すると、直近の bash 履歴がずらりと確認できます。過去コマンドの再利用にも便利です。

30. yes

yes は、指定した文字列を延々と出力し続けるコマンドです。必要な場面は限られますが、一度使うと強烈に印象に残る “面白コマンド” として知られています。テスト用途でも利用されます。

31. banner

banner は、指定した文字列を大きな ASCII アート風のバナーとして表示するコマンドです。昔の Unix ユーザーにも愛されたコマンドで、ちょっとした遊び心を演出できます。

32. rev

rev は、入力したテキストを文字単位で反転させて表示するコマンドです。簡単ながらインパクトのある結果が得られ、ベテランユーザーの間でも人気の“面白系”コマンドです。

27calターミナルにカレンダーを表示するコマンド。月や年を指定して日付確認に使える。
28fortune名言・ジョーク・ランダムなフレーズを表示する遊び心あるコマンド。
29history過去に実行したコマンド履歴を一覧表示。再利用にも便利。
30yes指定文字列を延々と出力するコマンド。テスト用途でも利用される。
31bannerテキストをASCIIバナーとして表示するコマンド。昔ながらのUnix風演出が可能。
32rev入力テキストを反転して表示するコマンド。簡単だが印象的な出力が得られる。
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ネットワーク管理者向けのよく使用される Linux コマンド

33. wget

wget は、Web上のファイルをターミナルから直接ダウンロードするための便利なコマンドです。HTTP・HTTPS・FTP など主要なプロトコルに対応しており、スクリプト内で使用されることも多い、ネットワーク管理者の定番ツールです。

34. iptables

iptables は、システムの入出力ネットワークトラフィックを管理するための強力なコマンドです。特定の通信を許可・拒否したり、疑わしいアクセスをブロックしたりと、サーバーのセキュリティ管理に欠かせません。

35. traceroute

traceroute は、ネットワークパケットが送信元から宛先までどんなルートを通って到達するかを調べるコマンドです。セキュリティ専門家がネットワーク診断や問題追跡に活用する重要なツールです。

36. curl

curl は、ネットワーク越しにデータを送受信するための強力なコマンドです。Web API とやり取りしたり、ファイルを取得したりと用途は幅広く、シェルスクリプトでもよく利用されます。Linux初心者でも扱いやすい点も魅力です。

33wgetHTTP/HTTPS/FTPなどのプロトコルを使ってファイルをダウンロードするコマンド。スクリプト利用にも最適。
34iptablesネットワークトラフィックを制御し、不審なアクセスをブロックする強力なセキュリティ管理コマンド。
35tracerouteパケットの経路を調査するネットワーク診断コマンド。トラブルシューティングに必須。
36curlネットワーク越しにデータを送受信するコマンド。API操作やファイル取得など幅広い用途に対応。
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検索と正規表現のための Linux コマンド

37. find

find は、ファイルを検索するために最もよく使われるコマンドのひとつです。アクセス権、所有者、更新日、サイズなど、さまざまな条件を指定して検索できるため、柔軟性の高いファイル探索ツールとして多くのユーザーに重宝されています。

38. which

which は、探している実行可能ファイルがどの場所にあるのかを調べるためのコマンドです。指定した名前のバイナリが $PATH のどこに存在するかを素早く表示してくれるため、環境確認やデバッグに最適です。

39. locate

locate は、ファイル名からファイルの場所を高速に見つけるコマンドです。データベースを利用して検索するため、とてもスピーディーに結果が返ってきます。ファイルの保存場所を忘れてしまったときに便利です。

40. grep

grep は、大量のテキストファイルの中から特定の文字列やパターンを検索するための強力なコマンドです。正規表現にも対応しており、ログ解析やプログラミングなど、多くの場面で活躍します。

41. sed

sed は、テキストファイルやストリームの各行を操作するためのストリームエディタです。置換・削除・抽出などの処理が可能で、テキストを大量に扱うユーザーにとって欠かせないツールです。

No.コマンド説明
37find条件を細かく指定してファイルを検索できる、高機能なファイル探索コマンド。
38which指定したプログラムの実行ファイルが $PATH のどこにあるかを表示するコマンド。
39locateファイル名から高速に検索できるコマンド。保存場所を忘れた時に便利。
40grepテキスト内の特定のパターンを検索する強力な正規表現コマンド。
41sedテキスト内容を置換・編集するストリームエディタ。大量データの処理で活躍。
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I/O と所有権を扱う Linux コマンド

42. clear

clear は、ターミナル画面を一度にまっさらにするためのコマンドです。出力が流れすぎて見づらくなったときや、表示をリセットしたいときに便利です。

43. echo

echo は、入力したテキストをそのままターミナルに表示するコマンドです。単純ながら非常に強力で、他のコマンドにパイプで渡す用途にも多く利用されます。スクリプト作成にも欠かせない基本コマンドです。

44. sort

sort は、テキストファイルの内容をアルファベット順や数値順などで並び替えるコマンドです。結果を整形したいときや、ログ・データ整理にも役立ちます。

45. sudo

sudo は、管理者権限(root権限)でコマンドを実行するための非常に重要なコマンドです。通常ユーザーでは変更できない設定やファイルを操作するときに使用されます。

46. chmod

chmod は、ファイルやディレクトリのアクセス権(読み・書き・実行)を変更するコマンドです。セキュリティ設定に直結するため、とても重要なコマンドのひとつです。

47. chown

chown は、ファイルやディレクトリの「所有者」や「グループ」を変更するためのコマンドです。chmod と似ていますが、こちらは“権限”ではなく“所有者”を操作します。どちらも管理者権限が必要です。

No.コマンド説明
42clearターミナル画面を一括で消去して見やすくするコマンド。
43echoテキストを表示したり、他コマンドにパイプで渡したりできる基本コマンド。
44sortファイル内容をアルファベット順・数値順などで並び替えるコマンド。
45sudo管理者権限でコマンドを実行するための最重要コマンド。
46chmodファイルやディレクトリのアクセス権限を変更するコマンド。
47chownファイルやディレクトリの所有者・グループを変更するコマンド。
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日常作業で役立つ追加コマンド

48. man

man は manual の略で、コマンドの説明書(マニュアルページ)を確認するためのコマンドです。使い方がわからなくなったときは、とりあえず man を使えばほとんど解決します。

49. tar

tar は、ファイルをまとめてアーカイブしたり、圧縮したり、展開したりするコマンドです。バックアップ作業やログの保存などでよく使用されます。

50. whatis

whatis は、コマンド名からその概要を一行で表示する便利なコマンドです。どんな機能を持つコマンドなのかを素早く確認できます。

No.コマンド説明
48manコマンドのマニュアルページを表示するコマンド。使い方を調べる際に必須。
49tarファイルをまとめてアーカイブ・圧縮・展開するためのコマンド。
50whatisコマンドの概要を1行で表示する手軽な説明コマンド。
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まとめ

以上です。

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