原神を遊んでいると、「深境螺旋をクリアできなかった」「イベントを取りきれなかった」など、思わぬ形で原石を取りこぼしてしまうことがあります。特に祈願は1回160原石、90連で星5キャラが確定する仕組みのため、数百の原石を逃すと「この差が致命的になるのでは?」と不安に感じる方も多いのではないでしょうか。
確かに取りこぼした分は「差」として積み重なっていきます。毎月160原石を逃すと、90か月後、つまり約7年半かけてようやく星5キャラ1体分の差が生まれる計算になります。200原石、300原石といった単位でも同じで、数字の上では確実に差は広がっていきます。しかし重要なのは、「その差が体感できるほど大きくなるのは極めて長期の話だ」という点です。
例えば、ある月に200〜300原石を取りこぼしたとしても、それが確定星5キャラの獲得に直結するのは数年単位で後のことです。日々のデイリー任務やイベント報酬、そして月パスや紀行といった安定した収入を積み重ねれば、短期的にはほとんど影響を感じることはありません。つまり「多少の取りこぼしで課金してまで追いかける必要はない」ということです。むしろ、好きでもないキャラを無理に引いてしまう方が、後悔につながるケースも少なくありません。
この記事では、100〜1000原石を取りこぼした場合にどの程度の期間で差が現れるのかを具体的にシミュレーションします。
原神のガチャ仕様と星5キャラ入手の仕組み

原神における最大の楽しみのひとつが「祈願」、いわゆるガチャです。お気に入りのキャラクターや強力な武器を手に入れるために、多くのプレイヤーが日々原石を貯め、効率よく祈願を回そうと計画を立てています。しかし、原神のガチャは他のソーシャルゲームと比べても独特の仕組みを持っており、仕組みを理解していないと「なぜ出ないのか」「どれくらい回せば星5が出るのか」といった疑問や不安が生まれやすいのです。ここでは、まずガチャの基本仕様から整理してみましょう。
原石160で1回の祈願が可能
原神の祈願は1回につき160原石が必要です。10連祈願を行う場合は1600原石が必要になります。原石はゲームをプレイしていく中で様々な方法で入手できますが、1日単位ではそこまで大量に手に入るものではなく、デイリー任務やイベント報酬をコツコツ貯めることが基本になります。つまり、原石1つの価値は非常に大きく、100や200といった単位を逃してしまうと「大きな損をした」と感じやすいのです。
天井システムと90連での確定星5
原神の祈願には「天井」と呼ばれる仕組みがあります。通常、星5キャラクターが排出される確率は非常に低く、約0.6%程度です。しかし90連を回すと必ず星5が1体出る、という救済システムが存在します。これがいわゆる「90連天井」です。プレイヤーはこの天井を基準に計画を立て、「90連分の原石を貯めてから回す」という人も多いでしょう。
さらに、星5キャラクターは限定ピックアップが行われており、90連で星5を引いたとしても必ずしも目当てのキャラが来るわけではありません。いわゆる「すり抜け」が存在し、限定キャラではなく恒常キャラが出てしまうこともあります。この場合、次の90連で引いた星5は必ずピックアップキャラになるという仕組みです。つまり、最悪の場合は180連(原石換算で28,800個)が必要になるということです。
70連以降で当たりやすくなる仕組み
もうひとつ重要なのが「確率の上昇」です。原神の祈願では、70連を超えたあたりから星5が出る確率が少しずつ上昇していきます。そのため、実際には90連まで行かずとも80連前後で星5を引けることが多いとされています。統計的にも「平均すると80連前後で星5が出る」という結果になっており、プレイヤーはこの数字を一つの目安として考えています。
つまり、90連で確定とはいえ、実際には平均80連程度で星5キャラが1体手に入る。さらにすり抜けを考慮すれば、目当てのキャラを確実に入手するためには平均160連程度が必要になる、というのが実際の体感に近い数字です。
すり抜けの存在と希望のキャラ獲得確率
ここで多くのプレイヤーが頭を悩ませるのが「すり抜け」です。90連で星5を引いたとしても、50%の確率で限定キャラではなく恒常キャラが出てしまいます。この「50%の壁」を越えられなかった場合、次の星5まで回す必要があるため、精神的にも経済的にも負担が大きくなります。
ただし、すり抜けは避けられない要素でもあります。むしろ、ゲームの設計として「すり抜け込みで平均160連で希望キャラが取れる」という前提でバランスが作られていると考えた方が自然です。そのため、短期的に原石を取りこぼしたからといって「希望キャラを引けなくなる」というほどの致命的な問題にはならないのです。
確定星5と確定希望キャラの平均必要回数
原神の祈願ガチャにおける「星5キャラクターの入手ペース」を考える上で重要なのが、確定天井とすり抜けの仕組みです。前のセクションで触れた通り、90連で必ず星5キャラが登場しますが、実際には平均して80連程度で星5が出ることが多いとされています。そして希望するピックアップキャラを確実に獲得するには、すり抜けの存在を考慮しなければなりません。ここでは「平均的にどのくらいの原石が必要になるのか」を整理してみましょう。
平均80連で星5が確定する理由
まずはキャラの確定星5の話からです。原神のガチャは90連で星5が確定する一方、70連を超えると確率が徐々に上昇していく仕様になっています。統計的に見ると、星5を引くまでに必要な回数は平均して80連程度です。つまり「90連回さないと星5が出ない」というよりは、「だいたい80連回せば1体星5が手に入る」と考える方が実情に近いのです。
この80連を原石に換算すると、1回160原石なので 80 × 160 = 12,800原石が必要です。月パス(空月の祝福)や紀行(バトルパス)を活用しながらコツコツ貯めれば、それほど厳しい数ではありません。
確定希望キャラには約160連が必要
しかし実際には「星5を引いたらそれで終わり」ではありません。星5が出ても、50%の確率でピックアップ外の恒常キャラ、いわゆる「すり抜け」が発生します。この壁を超えるには、次の天井まで回す必要があり、その星5は確定でピックアップキャラになります。つまり「すり抜け1回を挟むと、160連前後でようやく希望のキャラが取れる」というのが現実的な計算になります。
原石にすると、160 × 160 = 25,600原石。単純にデイリー任務やイベントだけで賄おうとするとかなりの時間が必要ですが、月パスや紀行を組み合わせれば1年の間に複数回達成可能な範囲です。むしろ「恒常的に少しずつ課金しておけば、無理なく希望キャラを追える」という仕組みに設計されているともいえるでしょう。
高難易度コンテンツと原石取りこぼしのリスク
原神で安定して原石を得る方法はいくつもありますが、その中でも「取りこぼしが起きやすい部分」が存在します。特に高難易度コンテンツや限定イベントでは、プレイヤーの実力やプレイ環境によってどうしても獲得できないことがあり、それが「数百原石の損失」につながるケースもあります。ここでは具体的にどのような場面で原石を逃してしまうのか、またそれがどれほどの影響を持つのかを整理してみましょう。
深境螺旋での取りこぼし
最も代表的なのが「深境螺旋」「幻想シアター」などのエンドコンテンツです。深境螺旋は定期的に更新される高難易度コンテンツで、挑戦の度合いに応じて最大600原石を得ることができます。しかし、星9や星12といった条件を満たすには育成が進んだキャラ編成やプレイヤースキルが必要であり、初心者や育成が追いついていないプレイヤーにとってはハードルが高めです。その結果、200〜400原石程度を取りこぼすケースは珍しくありません。
ただし、ここでの差は一時的なものであり、キャラが育っていけば徐々に埋められます。つまり「現時点での取りこぼし」は将来的に必ず回収可能な要素でもあるのです。
イベントでの取りこぼし
もうひとつは期間限定イベントです。イベントの多くは原石を数百単位で配布してくれる貴重な収入源ですが、忙しくて参加できなかったり、内容が難しくて最後までクリアできなかったりすると、その分の原石を失うことになります。
例えば、イベント1つにつき400〜1000原石が配布されることもあり、これを逃すと「一気に10連分近く足りなくなる」と焦ってしまうプレイヤーも多いでしょう。しかし、イベントは定期的に開催され、取りこぼしても次の機会がすぐにやってきます。つまり、イベントを逃したからといって、それが長期的にキャラ獲得に大きな影響を与えるわけではないのです。
デイリー任務やログインでの小さな取りこぼし
意外と無視できないのが、デイリー任務やログイン報酬での取りこぼしです。デイリーを1日サボると60原石、1か月で1800原石もの差になります。数字だけ見れば大きく思えますが、前述したように確定星5までには平均12,800原石、希望キャラを狙うなら25,600原石が必要です。したがって「数日サボった程度」では長期的に見ればごくわずかな影響しかありません。
もちろん、毎日の積み重ねが大事なのは間違いありませんが、「数日デイリーを忘れたから終わり」というほどシビアなものではないのです。
原石を取りこぼした場合、キャラ1体分の差が出るまでの期間
原神の祈願ガチャでは、90連(14,400原石)で星5キャラが確定します。
ここでは「毎月一定の原石を取りこぼし続けた場合、累積で星5キャラ1体分の差になるまでにどのくらい期間がかかるか」を計算しました。
取りこぼし量ごとの到達期間
| 毎月の取りこぼし量 | 星5キャラ1体分(14,400原石)に到達するまで | 年月換算 |
|---|---|---|
| 100原石 | 144か月 | 約12年0か月 |
| 200原石 | 72か月 | 約6年0か月 |
| 300原石 | 48か月 | 約4年0か月 |
| 400原石 | 36か月 | 約3年0か月 |
| 500原石 | 29か月 | 約2年5か月 |
| 600原石 | 24か月 | 約2年0か月 |
| 700原石 | 21か月 | 約1年9か月 |
| 800原石 | 18か月 | 約1年6か月 |
| 900原石 | 16か月 | 約1年4か月 |
| 1000原石 | 15か月 | 約1年3か月 |
デイリーやらない、イベントにも参加しない、エンドコンテンツもしない、とすべてやらなかったら原石1000を超えるでしょうけど、300原石程度の取りこぼしであれば、4年でたった1体分の差です。
まとめ
原神の祈願ガチャでは、確かに原石を取りこぼすと差は生まれます。毎月100原石ずつ逃していれば、十数年後には星5キャラ1体分の差になる。500原石でも2年半、1000原石なら1年ちょっとで差が出ます。数字だけを見れば「確実に遅れていく」のは事実です。
しかし、ここで大切なのは「その差がすぐに体感できるものではない」という点です。単発で数百原石を取りこぼしても、それが次の天井や希望キャラ獲得に直結することはほとんどありません。多くの場合は数週間、数か月のうちに自然と埋まってしまう程度の差でしかないのです。
だからこそ、短期的に「原石を逃したから」と焦って課金し、特に好みでもないキャラを無理に引きにいく必要はありません。原神は長期運営を前提としたゲームです。デイリーやイベント、そして月パスや紀行といったコスパの良い手段を活用すれば、長い目で見て十分に星5キャラを揃えていけます。
結論として、原石の取りこぼしは「差になるのは確か」ですが、それは何年も積み重ねてようやく目に見える程度の小さなものです。大切なのは、短期的な損失に振り回されず、計画的に祈願を楽しむこと。無理な課金をせず、自分のペースで好きなキャラを狙っていけば、原神はもっと楽しく、もっと長く続けられるはずです。

