四連刻の牌姿














名前の通り、連続する4つの刻子(または槓子)をそろえることで成立する役満 であり、通常のルールではほとんどお目にかかれない幻のような存在といえるでしょう。
四連刻の成立条件
四連刻はその名の通り、「同じ種類の数牌を連続させた4つの刻子(3枚組)」を作ることで成立します。例えば、
- 111萬・222萬・333萬・444萬+雀頭
- 555筒・666筒・777筒・888筒+雀頭
のような形です。
刻子を4つそろえるだけでも珍しいのに、それがすべて「連続した数字」でなければならないため、成立の難易度は非常に高いといえます。
四暗刻との違い
よく混同されがちな役満に「四暗刻」がありますが、四暗刻はあくまで「暗刻を4つそろえる」ことが条件です。一方、四連刻は暗刻・明刻を問わず 連続していることが最大の条件 となるため、成立条件はさらに狭く、難易度は桁違いに高いといえます。つまり四暗刻の牌指定バージョンのようなものです。
なぜ四連刻は珍しいのか?
理由はシンプルで、必要な牌構成が限定されすぎているからです。刻子を4つそろえるだけでも相当な運が必要ですが、そこに「連続」という縛りが入ると、実戦で揃う確率はほとんどゼロに近くなります。
古役としての扱い
四連刻は現在の一般的な競技麻雀ルール(日本プロ麻雀連盟ルールやMリーグルールなど)では採用されていません。いわゆる「ローカル役満」あるいは「古役」のひとつとして、一部の愛好家や特殊ルールの場でのみ使用されることがあります。
そのため、公式戦や大きな大会で四連刻を見る機会はまずなく、主に趣味的・話題的に語られることが多い役です。
まとめ
四連刻(スーレンコー)は「連続する4刻子をそろえる」という非常に限定的な条件から、実戦でお目にかかることはほぼ不可能に近い幻の役満です。現代の麻雀ルールでは採用されていない場合がほとんどですが、ローカルルールや麻雀好きの間では「こんな役満もある」と盛り上がるネタとしてしばしば語られます。

