日本プロ麻雀協会に所属する千貫陽祐(せんがん ようすけ)プロ。彼はその独特な雀風と、常にリスクを恐れず挑戦するスタイルから「リスクジャンキー」と呼ばれています。本記事では千貫陽祐の経歴や雀風、主要戦績などを詳しく紹介します。
千貫陽祐とは?プロフィールと経歴

千貫陽祐は1984年3月14日生まれ、神奈川県出身の日本プロ麻雀協会8期生。本部所属で、身長174cm、利き手は右手。血液型はO型です。高校生の頃、友人に誘われて子供麻雀教室に通ったことをきっかけに麻雀を始め、競技麻雀の世界に足を踏み入れました。
高校生時代から麻雀の面白さに魅了された千貫陽祐は、アマチュアの競技麻雀愛好家として大会に参加。第5回・第6回野口恭一郎賞では決勝に進出するものの、優勝には至りませんでした。しかし、この経験が後にプロ雀士としての成長につながります。アマチュア時代に出会った多くのプロ雀士から技術や戦略を学び、麻雀界における人脈を広げました。
2009年、千貫陽祐は日本プロ麻雀協会に入会。同期には茨城啓太、大崎初音、小川裕之、下石戟などがいます。入会試験ではプロテストの筆記試験で満点を取得し、団体内でも話題となりました。

麻雀との出会いとアマチュア時代の活躍
麻雀を始めたきっかけは、友人に誘われた子供麻雀教室への参加。最初は遊びとして学んでいた麻雀でしたが、すぐにその奥深さに魅了され、アマチュア競技麻雀の大会に積極的に出場しました。
野口恭一郎賞では決勝進出の経験もあり、多くのプロ雀士と交流する機会を得ました。アマチュアとしての活躍は、後にプロ入りを決意する大きな原動力となったそうです。
また、18歳から37歳までの間、麻雀教室で講師としても活動。多くの初心者や若手に麻雀の楽しさを教える傍ら、自身も競技麻雀で腕を磨き続けました。
プロ入りと団体内での評価
2009年に日本プロ麻雀協会へ入会。千貫陽祐は同期の中でも筆記試験で満点を取り、早くから団体内で注目されました。同期には後に活躍するプロ雀士も多く、切磋琢磨しながらスキルを向上させていきました。
プロ入り後は雀荘勤務や講師業の経験を活かし、対局中の判断力や戦略を高めていきます。特に、守備型でありながら仕掛けも柔軟に駆使する雀風は、観戦者からも「リスクジャンキー」と評されるほど大胆な打ち筋が特徴です。
タイトル獲得と主要戦績
千貫陽祐のタイトル獲得は2020年に初めての栄冠を迎えました。自身初のタイトルとなる「第15回オータムチャンピオンシップ」を制し、プロとしての地位を確立しました。
その他の戦績としては以下があります:
- 第5回野口恭一朗賞 2位
- 第18期雀竜位戦 4位
また、最強戦2021男子プロ新世代予選会を勝ち上がり、放送対局にも駒を進めました。若手プロとして注目される中で、今後のさらなる活躍が期待されています。

雀風と対局スタイルの特徴
千貫陽祐の雀風は、守備を重視しつつも状況に応じて積極的に仕掛ける柔軟型。点数状況や場の流れを読みながら、リスクを恐れず勝負に出る姿勢が特徴です。
一方で麻雀を楽しみすぎるあまり、対局中に劣勢でもニヤニヤと笑みを浮かべながら打つことがあります。この独特の雰囲気から、松本吉弘氏には「リスクジャンキー」と称されるほどです。観戦者にとっては、予測できない展開にハラハラする面白さも提供しています。
私生活とプロ活動の両立
千貫陽祐はプロ雀士として活動する一方、2児の父として家族を支えています。麻雀教室の講師経験や雀荘勤務の実績を活かし、家庭とプロ活動を両立させながらキャリアを築いてきました。
千貫陽祐の魅力と今後の展望
千貫陽祐は、巧みな守備と大胆な攻めを兼ね備えたプロ雀士です。アマチュア時代から培った経験と、長年の講師経験による観察力は、対局における判断力の高さにつながっています。
今後はさらにタイトル戦での活躍や、若手プロの指導・育成など、多方面での活躍が期待されます。独自の雀風と「リスクジャンキー」と呼ばれる大胆さは、注目です。
麻雀プロの対局を見ていると、真剣な顔や振り込んだ時の苦しそうな顔が印象に残りますが、千貫さんは、追っかけリーチされてもニコニコ、振り込んでもニコニコ、ラスを引きそうな状況になってもニコニコしていて、とても楽しそうに麻雀を打っています。
Mリーグ入りを望んでいる発言は見つけられませんでしたが、見た目も爽やかですし、参戦したら人気が出そうに思いますね。
とにかく麻雀って楽しいものなんだって思わせてくれる麻雀プロの1人だと思います。