世界の間抜けすぎる犯人たち5選。

コラム

「紙袋ガン」で警察車を強奪しようとした英国の男:紙袋で銃を作って銃声を装うも即逮捕。 

2025年2月22日、イギリス・シャロプシャー州テルフォードで発生した事件は、犯罪者の愚かさと警察官の冷静さが際立つものとなりました。無職のマシュー・シルベスター(37歳)は、閉店後の店に侵入しようとし、従業員に対して「銃を持っている」と脅迫。その後、ショッピングカートを使ってガラスドアを壊そうと試み、失敗すると下半身を露出して挑発的な行動に出ました。

警察官ダン・アーサー巡査とジョージ・オリバー巡査が現場に到着すると、シルベスターは近くのトロリー置き場で顔を覆い、茶色の紙袋を銃の形に折りたたんで偽の銃を作り上げました。彼はパトカーに向かって走り寄り、偽の銃を突きつけて「降りろ」と要求。警察官たちは状況を把握できず、バックアップを呼び、車両で後退しようとしましたが、駐車場のバリアに阻まれました。その後、シルベスターは車の後部に回り、トランクを開けようとしたところで警察官たちが車から降り、追跡が始まりました。最終的にシルベスターは地面に押さえつけられ、顔を覆っていたジャンパーを取り除かれた際、紙袋が銃に見立てられていたことが判明しました。

The Independent

ATMを盗もうとATMごと破壊

2025年6月23日、アメリカ・オレゴン州クラッカマスで発生した事件は、ATMを盗もうとした犯人がATMごと壊してしまうという愚かな結末を迎えました。

犯人たちは、建設現場から盗んだ重機を使用して、USバンクのATMを破壊し、現金を奪おうとしました。しかし、ATMの構造が頑丈であったため、ATMごと壊してしまい、現金を手に入れることはできませんでした。

クラッカマス郡保安官事務所は、犯人たちが盗んだ重機を使用してATMを破壊したと報告しています。その後、重機は現場に放置され、犯人たちは逃走しました。

clackamas.us

宝石店に強盗に入り、出口のドアを引けず閉じ込められた犯人

2019年4月、イギリス・ロンドン北部ハーリングイー地区の宝石店で発生した事件は、犯人たちの愚かな行動が注目されました。犯人たちは店内に押し入り、ショーケースからジュエリーを奪おうとしました。しかし、店の自動施錠式ドアの操作方法が分からず、まさかの閉じ込め状態に陥ります。慌てた犯人たちは出口をこじ開けようと試みますが、すぐにドアは閉まり、身動きが取れないまま数分間店内に取り残されました。

The Independent

バス・地下鉄の運転手になりすます

1965年にニューヨーク市で生まれたマコラムは、幼少期から地下鉄やバスに強い興味を持ち、8歳の時にはニューヨーク市の地下鉄路線図を暗記するほどでした。彼はアスペルガー症候群と診断されており、公共交通機関への情熱が高じて、何度も運転手になりすまして車両を運転するという行為に及びました。

1980年、15歳の時に初めてE線の地下鉄を乗客を乗せて運転し、逮捕されました。その後も、メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ(MTA)の制服を着用し、駅員や運転手になりすまして業務を行うことがありました。また、MTAの職員から鍵を受け取って車両を運転することもありました。

2015年11月、マコラムはマンハッタンのポート・オーソリティ・バスターミナルからグレイハウンドのバスを盗み、ブルックリンのゴワナス地区まで約2時間にわたり運転しました。警察に逮捕された際、彼は「飛行機をハイジャックするつもりだった」と語ったと報じられています。

ガーディアン

74歳の「平成の忍者」 — 忍び装束で254回の空き巣(大阪)

大阪府で2002年に発覚した事件は、74歳の男性が忍者装束を身にまとい、254回にわたる空き巣を繰り返していたという異例のケースです。犯人は夜間、住宅の窓や扉から忍び込み、現金や貴金属を盗んでいました。その手口はまるで忍者のように巧妙で、警察もその巧みさに驚かされました。

犯人は事前に住宅の構造や周辺環境を調査し、家主が不在の時間帯を狙って侵入していました。犯行後は現場に忍者の足跡を残すなど、独特の行動で警察を困惑させました。最終的に2002年、大阪府警に逮捕され、254回の空き巣を行っていたことが明らかになりました。

BBC

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